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神社・仏閣

称念寺

称念寺は上越地方に残る唯一の時宗寺院です。一鎮によって、嘉暦2年(1327年)に創立されたと伝えられてますが、高田開府のときに現在地に移りました。
中世から近世にかけて、寺領の寄進に関係する文書が多く残っています。称念寺が手厚く保護されてきたことが分かります。国指定文化財の木造 一鎮倚像 (モクゾウイッチンイゾウ)は越後国の出身で、称念寺の開基とされる一鎮の倚像(椅子に腰かけた像)です。像内の木札から文和3年(1354年)年に制作された、一鎮77歳の寿像であることがわかっています。倚像の類例は極めて少なく、草履を履かせるように作られているのも注目できる点です。慶派の肖像彫刻として県内唯一の遺品でもあります。

施設情報

住所 上越市寺町2-11-12
電話番号
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